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zoom RSS バッハ・コレギウム・ジャパン演奏会

<<   作成日時 : 2008/07/30 22:47   >>

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鈴木雅明指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJと表記)の演奏会を聴きに東京オペラシティまで行ってきました。

今回は81回定期演奏会。同団体は定期演奏会では、200曲以上あるバッハのカンタータの全曲演奏を、概ね作曲年代でトレースする形で行っている。今回はシリーズ52「ライプツィヒ時代1725年のカンタータ−8」ということで、1725年のクリスマス用に書かれたカンタータを取り上げていた。
冒頭、オルガン独奏曲2曲(オルガン小曲集からのコラールBWV609、前奏曲とフーガ in G BWV550)がパイプオルガンにて演奏された。この曲は演奏会本体のカンタータと関連のある2曲で、まずは耳慣らし。と、言いつつオペラシティのコンサートホール全体を鳴らすような力作(特に2曲目)。終盤、長調と短調が交錯するような作りの部分があり、非常に印象的だった。

その後、BCJメンバー全員が登場。合唱はソリストも合わせて12名。いつもながらの小編成。アルトは2名がカウンターテノール、1名が女性のコントラルト。
前半2曲(カンタータ151番、57番)は、ほぼソロ・カンタータ。最終曲のコラールのみが合唱で歌われる。冒頭ソプラノ・ソロのハナ・ブラシコヴァ氏のアリアが、通奏低音とフラウト・トラヴェルソのサポートを得てノン・ビブラートの美声で歌われた。つづく楽章でもそれぞれソロ歌唱が展開していく。カウンターテナーのロビン・ブレイズ氏の歌唱を生で聴いたのは初めてだったが、柔らかく自在な表現をしながらも安定感のある歌唱。鈴木雅明氏が重用するのも頷ける。2曲目のカンタータはバスとソプラノのみ。バスのペーター・コーイ氏も力みのない声だが、高音部分が不発というか抜きすぎなのが気になる。早いメリスマを正確に歌うテクニックは健在。BCJは歌い手も器楽にも、まるで呼吸をしているような自然な音楽の流れが感じられる。美音というだけではないことが素晴らしい。

休憩を挟み、後半戦。カンタータ158番、110番。
158番では器楽も更に小編成となり、各楽器が一人ずつ、という状態。ほとんどの楽章がバスのソロで、2楽章のアリアではヴァイオリンのソロを伴う。コンサートミストレスの若松氏はブリュッヘン氏主宰の18世紀オーケストラでも弾いていた名手であるが、今回も当然のごとく名サポートを聴かせる。生き生きとした掛け合い。古楽演奏はかくあるべし。
カンタータ110番ではオケ・合唱とも元の編成に戻り、さらにトランペット3本を加えて、冒頭から祝祭ムード。ここにきてようやく合唱が活躍する。はずむような音形のメリスマをあらゆる面で理想的なバランスで歌っている。海外の著名な室内合唱団にも決して引けを取っていないと思う。なお前出のソリストも合唱パートを歌っている。
この曲ではテノールのゲルト・テュルク氏の歌唱を存分に堪能することができた。端整であり、しなやかな歌唱。彼の歌を文章で表現することにはいささか限界がある。ぜひとも実演を聴いて欲しいものである。

で、全体的な感想。
BCJは日本が世界に誇る演奏団体であり、上記のような素晴らしい演奏がS席7,000円程度で聴けてしまうのは、何と言う幸せなことでしょうか!
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