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zoom RSS フランクフルト放送交響楽団演奏会(その2)

<<   作成日時 : 2008/06/04 23:48   >>

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昨日に引き続き、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、フランクフルト放送交響楽団の演奏会に行ってきました。演目は以下の通り。

R.シュトラウス作曲、歌曲集「4つの最後の歌」
マーラー作曲、交響曲第9番

「4つの最後の歌」はオケ付(ピアノ版もありますが)歌曲集で、通常ソプラノが歌います。R.シュトラウス最晩年の作品で、ヘッセやアイヒェンドルフの詩に付曲。資料には「老いの境地がよく表現されている」とか書かれています。
今回のソリストはコロラトゥーラ・ソプラノの森麻季さん
座席代をケチったおかげで今日はB席、舞台下手側の「指揮者の顔が良く見える」席でした。つまり声楽系の曲を聴くには厳しい席で、森さんは通常の客席の方を向いて歌うので、声は反射音しか飛んでこない…、のですが、素晴らしい清澄なのに深みのある声・表現で堂々たる歌唱でした。また、指揮者の顔が見える席なので、ヤルヴィ氏がどんな風に振っているのかが良く分かりました。棒は井上道義氏を少し大人しくした感じ。彼は前日のブルックナーよりも後期ロマン派のR.シュトラウスやマーラーの方が合っていると感じました。コンマスのソロも陶酔的な美しさ。これはR.シュトラウスの曲も良いのでしょう。

マーラーの9番。この曲もやはり最晩年の曲。それまでの先達が皆、交響曲を9曲書いて亡くなっていて、マーラー自身も死を予感しながら書いた作品。資料によると「死への憧憬と生への執着のはざまを行き来する」とある。
今日の演奏では3楽章から「音楽の神」が降りてきた、と感じました。3、4楽章とも素晴らしい集中力で、なぜか夏至の頃にオホーツク海側で見た夜明けの情景が脳裏に浮かびました。たぶん私の中ではそれが彼岸の情景なのでしょう。晩年の作曲家(とはいえマーラーは51歳で亡くなっているので老いてはいない)と音楽を通じて会話ができた気分。感心する演奏はあっても感動する演奏はそうそうないです。途中あざといアーティキュレーションつけているところはあったけれども、それは瑣末なことで、今日の演奏は久々に「感動できる」演奏でした。

今日はアンコールなし。マーラーの9番の後にできる曲などありはしない。分かってらっしゃる。聴衆からはブラボーの嵐。きっと、マーラーがあと20年生きたとしても、この後にそれ以上の曲を書くことは無理だったのではなかろうか…。

写真は「指揮者の顔が見える席」のイメージ。
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